Bento2でどんな情報を管理・トラッキングするか?
Bento2は「データベースソフト」なので、いろいろな情報を管理しておく事ができます。それこそ、管理できるデータは無限にあり、漠然とデータベースを作ってもごちゃごちゃしてしまいます。
そこでまずは「ホームページの管理・運営」という視点から、「どんなデータを管理・追跡(トラッキング)するのか?」を考えてみたいと思います。
まずここでは「管理できるのか?どのように設定するか?」といった事は考えずに、純粋にまとめたい情報を考えてみます。
ホームページ制作のデータ管理
まずホームページを構成する画像などの管理が挙げられます。元になった画像データ、制作途中のPhotoShopデータ、Illustratorデータなど、いろいろな形式のファイルがあります。さらにこれらの多種多様なファイルが、管理しているホームページやブログの分だけ増えていきます。
いくらフォルダを分けて管理しても、膨大なファイル数があったら管理しきれるものではありません。そこで、画像データそのものと、画像の説明などの基本的な情報と、使用しているホームページ(ブログ)などをデータベース化して管理したいところです。
纏めてみると、以下のようになるでしょうか。
ホームページ画像管理データベースの項目
- 画像そのもの
- 画像の幅と高さ
- 画像の詳細説明
- 使用しているホームページ名
- 画像のファイル形式
- 制作日
利用サービスの基本情報管理
ホームページを運営すると、ブログ、レンタルサーバー、ドメイン管理、アフィリエイトなど、様々なサービスを利用します。
これらのIDやパスワードなどの管理もしたいところですが、セキュリティーをしっかりしないと怖いので、これらは専用のソフトでの管理に譲ります。
しかし、サービスの管理画面URLや、更新月、料金の支払方法、アフィリエイトの場合は収益が振り込まれる銀行名などの、各サービスの基本的な情報などは、Bento2にまとめておきます。
ドメインやサーバーなどの料金を払い忘れて、ホームページが利用できなくなるなどの事態はさけたいので、これらのサービスの更新に関しては、iCalのタスクとしても登録しておきます。
管理画面ID管理データベースの項目
- (ブログ・ASPなどの)サービス名
- 支払った利用料金
- 管理画面のURL
- 利用料金の支払方法
- サービス更新月
収益・費用の管理
無料のホームページスペースなどを使っている場合は発生しませんが、レンタルサーバーを使って、独自ドメインを取得していると、毎年(もしくは毎月)サーバーなどの管理費用がかかります。
無料のブログサービスなどでもlivedoorブログのように、有料サービスにアップグレードしないと自由度の低いサービスもあります。
また参考書籍の購入や「ネタの仕入れ」に費用がかかる場合も、同じように管理をしておきたいところです。
それから忘れてはいけないのは、Google Adsenseやアフィリエイトなどからの収益の管理です。ASPの管理画面を使えば、過去の収益なども確認する事は出来るのですが、複数のASPを利用していると、月でのトータル収益などは分かりにくいのです。
ASP単位での各月の収益合計だけでなく、提携している企業ごとの収益やクリック数なども管理・トラッキングできれば、いろいろな対策の前後での効果測定などもしやすく便利です。
費用・収益管理データベースの項目
- (ブログ・ASPなどの)サービス名
- 費用金額
- 収益の合計
- 発生した月、日
- 収益の項目
- メモ
- 費用の項目
- 収益金額
とりあえずは、こんなものでしょう。まずこれらの情報を管理できるデータベースを作ってみて、必要に応じて項目の追加などをしていきます。
次回は… 収支管理のライブラリを作ってみる