Bento2使用レポート いったんまとめ
2009年の1月から約2ヶ月半の間、Bento2を使用してみていろいろな事を試してみましたが、Bneto2体験モニタープロジェクトが2009年3月28日で終了する事で、ここでいったんまとめをしてみようかと思います。
Bento2を触ってみた感想
まずとても簡単に操作できるという点は驚きでした。「ライブラリ」や「フィールド」といった、ソフト固有の言い方を理解する必要はありますが、操作そのものはとても直感的。
「こんな事がしたい」「あんな事がしたい」という欲求に対して、「こうすれば出来そう」という動作へ直結する様子はまさに「気持ちいい」の一言。
難解なメニューなども無いシンプルな作りは、他のソフトベンダーも参考にして欲しいと思います。
これからのBentoに期待する事
「Bento」はファイルメーカーの子分のような「個人向けデータベースソフト」なのは、十分に理解しているのですが、今後はネットワークでの利用にもある程度の機能は欲しいと思います。
個人で複数のパソコンやMacを所有しているのも珍しい時代ではないですし、クラウドコンピューティングなども盛んに言われている時代です。
Bentoで作ったデータベースを、そのMacだけの中に閉じ込めておくのは、とても勿体ないという気がします。
とはいえ、ファイルメーカーのように機能モリモリなデータベースになってしまうと、5,000円以下というリーズナブルな価格帯も壊れてしまうと思いますので、そこまでの高機能は必要ないと思います。
デスクトップのMacで作成したデータベースを、ノートのMacで参照/修正/追加できるといったようなクライアントソフト的な物で十分だと思います。出来ればWindows用のクライアントソフトもあると、自宅のMacにあるデータベースを外出先のWindowsパソコンで操作する事も出来るので、活用の幅は大きく広がります。
ニーズによっては、MobileMeなどのオンラインサービスのような物を絡ませても面白いかと思います。
携帯電話やiPodなどを使って、外出先でデータを参照したりできると面白そうです。個人向けのデータベースだからこそ、様々な場所でデータを参照できればなぁと思います。
ファイルメーカーさん宜しくお願いします。出来れば年間5,000円くらいで。
個人向けデータベースの可能性
私自身もいろいろなデータベースを作ってみたり、他のレビュアーの方のデータベーステンプレートを見ていると、個人向けデータベースという製品のあり方が見えてきました。
本当にいろいろな事が出来るように感じましたし、実際に多くの人に使ってもらえれば、その分だけ「個人のデータベース」という側面がいろいろと見えてくるという「これからの可能性」を感じます。
今回はMacFanの雑誌企画という形で、こういった場がありましたが、ぜひ今後はファイルメーカー社でこういった場を作って頂き、その可能性を広げるコミュニティーを作ってみては如何でしょうか。