※2013/6/12追記
Googleなどの検索エンジンで検索をすると、検索結果の件数が「約○○件」と表示されます。
これはあくまでも「検索結果の件数」であって、「実際に検索されている件数」でもなければ、「情報を欲しいと思っている人数を測る数字」でもありません。
以前は、「似通ったキーワードのうち、どっちが実際に言葉として使っている人が多いのか?」という判断をする時に使えましたが、2013年6月現在、このような使い方も出来ません。
例えば「ヘッドホン」と「ヘッドフォン」。
ヘッドホンの検索結果数が約 16,500,000 件で、ヘッドフォンが約 24,900,000 件なので、どうやら「ヘッドフォン」という呼び方が一般的と言えそうですが、検索結果においては「ヘッドホン」と検索してもヘッドフォンのページが上位表示したりしています。
▼ヘッドフォンの検索結果
▼ヘッドホンの検索結果
でも必ずしも検索結果数が多い一般的と思われるキーワードでSEOをした方が良いという訳ではありません。
検索結果数だけでは上位表示をした後にどうなるのかが分からないからです。
ヘッドフォンでの検索結果でも「ヘッドホン」という文字が太字になっているのが分かります。
これは今の検索エンジンが「ヘッドフォン」と「ヘッドホン」を同じ意味の言葉であると認識している証です。
同じように「引っ越し」と「引越し」なども同じ言葉として認識されています。
上位表示難易度を測るものさしとしても使えない
検索結果件数が多いほうがライバルも多く、上位表示難易度が高いようにも思えます。
しかし、検索結果件数が多かろうと少なかろうと、10位以内にランクインしないとアクセス数の増加などには意味はありませんし、10位以内にランクインさせるのに、簡単なキーワードは少ないのが実情です。
「キャッシング」や「FX」などの特に上位表示難易度の高い「ビッグキーワード」が難しいのは分かると思いますが、スモールワードでの上位表示が難しいというのはピンとこないかもしれません。
実際にやってみると分かると思いますが、そのキーワードに沿ったコンテンツを用意しなくてはいけないのはもちろん、サイト全体で関連するコンテンツが書かれたページがどの程度あるのか?という点も、スモールワードの上位表示には重要です。
これは企業のブログで、昨日社員で行った飲み屋がどうとかといったエントリーを書くことに意味が無いのと同じ理由で、サイトのテーマをまとめるという点が重要という事です。
ビッグワードでもスモールワードでも、上位表示が難しいのに変わりがないのであれば、検索結果件数の多寡は問題にはなりません。
まとめ
検索結果件数には正直意味はありません。
私は気にしたこともないです・・・。
最近はほとんど聞きませんが、「○○件中1位を達成したから凄い」というような事にも意味はありません。
もちろん1位を達成したのであれば、それはそれで凄いことなのですが、謳い文句として「検索結果件数」を引き合いに出しているサービスには気をつけた方がいいかもしれません。
- 更新日:2013/6/11
- 公開日:2011/7/28
コメント
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こんにちは。
>>例えば「ヘッドホン」と「ヘッドフォン」。
この点がGが日本への対策に苦労している点ではないかな~と思ってます。
外来語は上記のように難しい点が多いですよね。早く対応してもらいたいです。
業者目線で見るとユーザーを拾える範囲が増える、ライバルを分散できるという利点がありますがユーザーから見ると統一してほしいのではと思います。私自信は検索する立場になればそう思います。
ほんと難しいですよね。
こういったちょっとした表記の揺れって難しいですよね。
でも一番難しいのは、こっちの方が検索結果が多いからニーズも多いはずって真顔で言う人を説得する方法だったりします。