ページの<title>タグの内容はいろいろと重要な役割があります。
まず検索エンジンに表示されるページのタイトル部分は、だいたい<title>タグの内容ですし、そのページが検索クエリに対してマッチしているのかを判定する為の基準としても使われているはずです。
しかしある条件下、特にGoogleが困った時には、それ以上の場面でも使われる事があるのではないかと思えてきました。
例えば、ここに「相続税について」書かれたページがあります。
あらかじめ言っておきますと、このページやサイトはGoogleからも高い評価をされていると思われ、相続税の目次ページは「相続税」の検索クエリで(7/29現在、私の環境下では)4位です。
話を続けます。
<title>タグの内容は「相続税のしくみ」です。
残念な事にこのページは、外部からのリンクは貰っていないようです。OpenSiteExplorerで調べるとサイト内部から2本だけリンクを貰っているのみです。
アンカーテキストも「遺産相続」とaltテキストなしの画像リンクという状態。
このページの状態が確認できたところで、次にこのページの<title>タグの内容「相続税のしくみ」で検索します。該当のページは8位です。
Googleに保存されているキャッシュを見ると、「このページへのリンクにだけ含まれているキーワード: 相続 税 の しくみ」と表示されます。
つまりGoogleはこのページへのアンカーテキストとして「相続 税 の しくみ」を認識しているという事なんですが、前述の通りこのページに対してのリンクに「相続 税 の しくみ」なんていう文字はありません。
あるのはこのページの<title>タグだけです。
怪しいのは2本のリンクのうちのaltテキストなしの画像リンクです。
この画像リンクのあるページは、相続税で4位に入る目次ページです。
高い評価の目次ページから関連ページにリンクが貼られているが、テキストリンクでもないし画像のaltもセットされていない。さぁ困ったという事で、リンク先の<title>タグの中身ならアンカーテキストの替わりとして使ってもいいんじゃないの?って感じでしょうか。
もしかしたらこういう事ではなくて、単にキャッシュを見るページには<title>タグをハイライトで表示させる場所が無いから、このページへのリンクにだけ含まれているキーワードなんていう書き方をして表示しているだけかもしれません。
もしくはOpenSiteExplorerでは認識されていないけど、Googleでは認識されているリンクが何処かにあるとか・・・。
いずれにしても<title>タグの内容はいろんな場面で使われてそうで、重要なんだなと再認識しました。
- 公開日:2011/7/29
-
前の記事
-
次の記事
コメント
メールアドレスは非公開です。
ご意見など、お気軽にコメントを頂ければ嬉しいです。
[…] Googleは困った時にはページタイトルを使う?! | Re:very […]