
コンテンツキーワードを活用する方法
コンテンツキーワードは2016年11月に廃止になりました。この記事はコンテンツキーワードが使える時に書いた記事ですのでご注意ください。
- 2017/1/5
- 2012/8/11
サーチコンソールのコンテンツキーワードは、2016年11月に廃止されました。(詳しくはGoogle ウェブマスター向け公式ブログ: コンテンツ キーワードが廃止されます)
この記事は、コンテンツキーワードが使える時に書いた記事ですのでご注意ください。
運営するWebサイトで狙っているキーワードがきちんとGoogleのクローラーに検出されているかどうか、調べるための機能が、サーチコンソール(旧名称:ウェブマスターツール)のコンテンツキーワードです。
コンテンツキーワードは、Googleが検出したキーワードが並んでいるだけの機能です。これを、どう使いこなせばいいのでしょうか。
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コンテンツキーワードで何ができるのか
まず冒頭でご紹介したように、ターゲットにしているキーワードが、Googleにきちんと検出されているのかを調べるために使います。
仮に「SEO」というキーワードを狙っていて、Webサイト内にもSEOに関するコンテンツをたくさん掲載しているとしましょう。
Webサイトに何も問題がなければコンテンツキーワードの上位には、SEOというキーワードが表示されるはずですが、もしそういう状態でなかったとしたらWebサイトに何か技術的な問題がある可能性を疑わなくてはいけません。
コンテンツキーワードに問題がある場合
コンテンツキーワードに狙っているキーワードが表示されない、もしくは著しく重要度が低い場合には、以下のような問題が起きていないか確認しましょう。
ページはクロールできる状態か?
robots.txtなどで重要なコンテンツへのクローラーのアクセスを遮断していると、当然キーワードを検知することはできません。
Googleにインデックスされていない状態で、Googleがクロールできない設定になっていると、いつまで経っても検索エンジンにそのページが表示されることはありません。
robots.txtの設定をもう一度見直してみましょう。
noindexタグを設置していないか?
noindexタグを設置しているページは、ほとんどの場合Googleの検索結果に表示されません。
robots.txtのようにクローラーのアクセスそのものを阻害するものではありませんが、検索結果にページが表示されないので、結果的には同じです。
リニューアル後など、noindexタグを設定したまま公開してしまう事故も珍しくありませんので、重要なページにnoindexタグが設置されていないか確認しましょう。
公開したばかりのページではないか?
公開したばかりのページである場合、Googleはまだそのページの存在を知らない可能性もあります。
存在を知らなければ当然クロールもされませんし、コンテンツキーワードにキーワードが表示されることもありません。
現在のGoogleクローラーは優秀になってきていますが、sitemap.xmlをサーチコンソールで送信するなど、Googleにページの存在を伝える施策を行ってみましょう。
定型文として見なされている箇所にキーワードが書かれていないか?
Webページ中の定型文だとみなした箇所に書かれているキーワードは、コンテンツキーワードの機能で表示されない可能性があります。
当サイトでもフッター部分に「マーケティング」というキーワードがありますが、コンテンツキーワードには「マーケティング」というキーワードは表示されません。
おそらくフッター部分にあるキーワードは、ページの定型文だと認識されているのだと思います。
予想外のキーワードが表示されている
この問題は深刻な事態が起きている可能性を示唆しています。
Webサイトが何者かにハッキング(乗っ取られている)されている可能性が考えられるからです。
ハッキングされている可能性が高い場合には、サーチコンソールのメッセージ欄に警告メッセージが届いているかもしれません。
後述するキーワードの詳細を確認する方法で、そのキーワードが設置されているURLを特定して、対処を行いましょう。
コンテンツキーワードの使い方
サーチコンソールにログインして、Googleインデックスメニューにある「コンテンツキーワード」をクリックします。
表示された画面には、Webサイト内でGoogleが検出したキーワードが、重要度の高い順に20個並んでいます。
ここで「重要度」と呼ばれているものは、単にそのキーワードの出現回数を視覚的に表したものです。
より多くのキーワードを表示させたい場合には、「すべてのキーワードを表示…」ボタンをクリックすることで、画面上に表示されるキーワードの数を20個ずつ増やすことができます。
最大で200個までのキーワードを表示させることができますが、何度もボタンを押すのが面倒な場合には、CSV形式でダウンロードして利用する方が楽です。
ダウンロードされるキーワード数は200個までです。
キーワードが書かれたURLを特定する方法
表示されているキーワードをクリックすると、そのキーワードが書かれたURLが表示されます。
この詳細画面で表示される「上位のURL」には、Googleがそのキーワードをもっとも検出したURLが表示されます。
予想外のキーワードが検出された場合には、実際にそのページを確認しておきましょう。
コンテンツキーワードを使う上での注意点
コンテンツキーワードの「重要度」は単なる「出現回数」であることに注意しましょう。
重要度がどれだけ高くても、低品質なコンテンツばかりのWebサイトであれば、Googleは高く評価するはずがありません。
重要度が高い(出現回数が多い)キーワードの方が、検索結果で上位表示しやすいと解釈するのは間違いです。
ですので、重要度を高めよう(出現回数を増やそう)として、ページ中にキーワードを含めるような修正や、内部リンクにキーワードを含めるなどという小手先の修正は無意味です。
もし狙っているキーワードの重要度が低いのであれば、そのキーワードをテーマとしたコンテンツを作成していきましょう。
そのキーワードのサジェストキーワードを見ていけば、作るべきコンテンツのテーマは見えてくるはずです。