
ファントムアップデートの影響を受けた?!2015年7月ニュースまとめ
7月14日に起きたと言われている「ファントムアップデート」の話題や、パンダアップデート4.2のリリース、新ドメインに対するGoogleの見解など、2015年7月に発生したニュースのまとめです。
- 2015/9/5
- 2015/8/3
目次
実は当サイトが影響をうけた?!ファントムアップデート
7月14日に小規模の順位変動が起きたと、7月20日に米Search Engine Roundtableが伝えました。
日本の検索順位の観測結果を公開しているサイトでは、7月14日に順位の変動は記録されていませんので、ほとんどのWebサイトで影響がなかったものと思われます。
が…、実は当サイトがこの変動の影響を受けた可能性があります。
下のグラフは7月1日から8月1日までの「自然検索トラフィックのセッション数」グラフです。
7月14日以降明らかに平日のセッション数が減少しています。
(当サイトは元々土日のアクセス数は大きく減少します)
原因は?
この変動に関してGoogleの公式発表はありませんので、何が原因でこのような状況になっているのかは分かりません。
しかし、先にご紹介した米Search Engine Roundtableに記事では、検索アルゴリズムの核となる部分に調整が入ったのではないか?ということです。
対応方法は?
Googleからの公式発表もなく、同じような状況になっているWebサイトも多くないので、「これだ!」という対応方法もありません。
引き続き「ユーザーにとって有益なコンテンツを作る」しか対応する方法はありません。
当サイトには数年前に書いた、いま読むと品質がよいとは言えないコンテンツも多数ありますので、7月14日から低品質コンテンツの削除、リライト(内容の書き換え)を始めています。
8月2日までに、以下のような特徴がある45本の記事を削除しました。
内容が非常に薄い記事
読み返してみて「何を伝えたいのか分からない」という記事は、すべて削除しました。結果論ですが、こういった記事は1,000文字程度の文字数でした。この程度の文字数のコンテンツは内容が薄っぺらいコンテンツになってしまう事が多いと考えられます。
アクセスがほとんどない記事
検索エンジンからのアクセスだけでなく、Webサイト内の他のページからのアクセスもほとんどない記事は削除しました。
サイト内のリンクすらクリックされないような記事は、読者の興味の対象外なので削除してしまった方がいいと思います。
Webサイトのコンセプトに合わない記事
「SEOやSNSを使ったWebマーケティングに取り組んでいる中小企業の担当者」という読者像をイメージしたときに、読者に求められないであろう記事は、多少アクセスがあっても削除しました。
記事を削除した結果、8月2日時点ではいい影響も悪い影響も出ていませんが、引き続き読者に有益なコンテンツの制作に注力していくだけです。
パンダアップデート4.2が正式リリース
7月17日前後に、パンダアップデート4.2がリリースされました。
Googleのゲイリー・イリーズ氏がTwitterでリリースしたことを認めました。
@rustybrick Yes, last weekend we began rolling out a Panda refresh that will take a few months to complete. It affects 2-3% of the queries.
— Gary Illyes (@methode) 2015, 7月 24
英語圏で2〜3%の影響度。
日本での影響度は分かりませんが、今後数ヶ月にわたって展開されていくそうなので、はっきりとした影響度は分からないと考えられます。
.tokyoなどの新しいドメインをどう取り扱うのかGoogleが公開
.tokyoや.みんなといった「新しいドメイン」も、従来からある.comや.netといったドメインと同じように扱うことを、改めてGoogleが発表しました。
新しいトップレベル ドメイン(gTLD)に対する Google での取り扱いについて
ただ、.meや.tvなどの一部を除いて、ccTLDと呼ばれる国別コードトップレベルドメインについては、Googleは地域ターゲティングに利用しています。
.jpドメインであれば日本語のWebサイト、日本のWebサイトであるという感じに。
.tokyoを使っていれば「東京に何らかの関係があり、日本語で提供されているWebサイトなのかな?」くらいは判断されるかもしれません。
しかし、.tokyoを使えば「東京 ホテル」といったキーワードで上位表示しやすいというような事はありませんので、この点は勘違いしないようにしましょう。
「事例がないのでSEO効果は分からない」という人もいますが、これから.tokyoが運用されても事例なんか出てきません。
「これをやったからこうなった」という因果関係は分かるはずがありませんので、もし.tokyoを使ったWebサイトが上位表示されていたとしても、他のいくつもの要因を探っていかないといけません。
しかし、.tokyoなどの新しいドメインは、ブランディングやユーザーに記憶してもらうドメインとしては有効だと思います。
今年もCSSNite「In-house SEO Meetup」が開催
毎年開催されている日本国内最大のSEOに関するイベント「In-house SEO Meetup」が開催されます。
昨年の「In-house SEO Meetup 2014」のイベントレビューはこちら。
今年は8月10日までの申し込みの「超早割」でも23,000円。昨年は超早割で13,000円でしたので、1万円も高くなりました。懇親会まで参加すると27,000円です…。
参加しようかどうしようか迷っていましたが、今年はバカに毛が生えたブログの篠原誠さんが出演されるので、清水の舞台から飛び降りたつもりで決済しました。
懇親会付きで27,000円。元はガッチリ取ります!!