
GIMPのダウンロードとインストール方法
無料の画像加工ソフト「GIMP」のWindows版、Mac版のダウンロードからインストールまでの方法、GIMPのインストール後にやっておくと便利な設定を解説。
- 2018/9/22
- 2016/7/2
GIMP(ギンプ)は1996年1月に最初のバージョンが公開された、無料で使えるグラフィック編集ソフト。
UNIX互換OS用に開発されたソフトですが、現在ではWindows版の他にMacOS版もリリースされています。
最初からウェブで使用する画像を加工することを目的に開発されているため、本格的な印刷業務で使用するCMYKカラーをサポートしていませんが、レイヤーや切り抜きなどの加工もできる高機能なソフトです。
ロゴ画像を作ったりする事はもちろん、写真のサイズを変更したり画質の調整をしたりするにも、十分な機能を持っていますので、GIMPを使いこなせることができれば、高価なPhotoShopなどを購入する必要はありません。
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GIMP最新版のダウンロード方法
GIMP – Downloadsのページにアクセスして、オレンジ色のボタン(Download GIMP 2.8.16 directly)をクリックすると、gimp-2.8.16-setup-6.exeがダウンロードされます。
(ボタンの名前、ファイル名はGIMPのバージョンによって異なります)
オレンジ色のボタンからは、GIMP – DownloadsにアクセスしたOS用のファイルがダウンロードできますが、それ以外のOS用のファイルも、それぞれのOSのリンクをクリックすればダウンロードできます。
また、GIMPのトップページからはヘッダ部分の「DOWNLOAD 2.8.18」と書かれた、濃いオレンジのボタンをクリックすると、ダウンロードページへ移動します。
(ボタン上の数字は最新バージョンを示していますので、バージョンアップ時には変更されるはずです)
ファイルサイズは70MB以上ありますので、安定したネット環境のある場所でダウンロードした方がいいでしょう。
ダウンロード後にインストールを行います。
Windws版GIMPのインストール方法
Windows版のGIMPは、インストーラーが付いたexeファイルで提供されていますので、他のWindowsソフト同様にインストールができます。
ダウンロードしたgimp-2.8.16-setup-6.exeをダブルクリックして、セットアップウィザードを起動。
「このアプリがPCに変更を加えることを許可しますか?」というダイヤログが表示されますので、「はい」をクリックします。GIMPをセットアップするウィザードの言語を設定します。
セットアップウィザードの言語設定なので「English」のままOKをクリックします。「Install」をクリックします。
自動的にGIMPのインストールが始まりますので、そのまましばらく待ちます。
GIMPのインストールが終わったら、「Finish」をクリックしてセットアップウィザードを終了します。
Windows10のスタートメニューの右側にある、虫眼鏡のアイコンをクリックして、インストールしたGIMPを検索します。
GIMPはその機能のほとんどを外部プラグインなどに頼っているため、起動が遅い点が難点です。
特に初回の起動時には「応答なし」と表示されてしまうこともありますが、そのまましばらく待ちましょう。しばらく待っているとGIMPが起動します。
インストールが終わり無事にGIMP最新版が起動したら、インストールに使用したファイルは削除しても大丈夫です。
Mac版GIMPのインストール方法
以前のMac版GIMPは「X11」というシステムをインストールする必要がありましたが、バージョン2.8.2から不要になりました。
ダウンロードしたgimp-2.8.16-x86_64-1.dmgをダブルクリックしてマウントすると、GIMP.appが含まれたフォルダが開きます。
- GIMP.appをアプリケーションフォルダにコピーします。アプリケーションのパッケージのサイズは200MB以上ありますので、コピーが終わるまで少し時間がかかります。
コピーしたGIMP.appをダブルクリックするとGIMPが起動します。
初回の起動はかなり時間がかかりますので、アプリケーションの応答がなくなってもそのまましばらく待ちましょう。
コピーが終わり無事にGIMO最新版が起動したら、マウントされているイメージファイルはアンマウント(取り出し)をしても大丈夫です。
また、イメージファイル(gimp-2.8.16-x86_64-1.dmg)も削除して大丈夫です。
GIMPをインストールしたら設定しておきたいこと
GIMPは、選択範囲ツールや切り抜きツールなどの様々なツールが並んでいるツールボックスウィンドウとメインウィンドウ、レイヤーウィンドウの3つのウィンドウで構成されています。
このうち、ツールボックスウィンドウには標準でいろいろなツールが並んでいるのですが、利用する機会がほとんどないツールも表示されていますので、日常的に使うツールだけに絞り込んでおくと使いやすくなります。
ツールボックスのツールアイコンを設定する
GIMPのメインウィンドウの「編集」メニューをクリックして「設定」をクリックします。
(Mac版のGIMPの場合は「GIMP」メニューの「設定」)GIMPの設定ウィンドウが開いたら、左側のメニューから「ツールボックス」を選択します。
「ツールアイコンの設定」の、目のアイコンをクリックして目のアイコンを消すと、ツールボックスから該当のツールも消えます。
Webサイトの簡単な画像加工をメインにGIMPを使うのであれば、以下のツールだけを表示させておけば十分でしょう。
- 移動
- 整列
- 切り抜き
- テキスト
- 塗りつぶし
- ブレンド
- 鉛筆で描画
- 消しゴム
ご自分の使い方でよく使うツールだけを表示させておけば、かなり使いやすくなるはずです。