
iWebでSSL対応のページを作るには
SSLとは暗号化通信を行う為の技術で、ショッピングカートやお問い合わせフォームなど、個人情報を入力するページなどに使用されています。最近のレンタルサーバーでは、 […]
- 2016/5/2
- 2010/12/18
SSLとは暗号化通信を行う為の技術で、ショッピングカートやお問い合わせフォームなど、個人情報を入力するページなどに使用されています。最近のレンタルサーバーでは、共有SSLが標準で使えるサーバーも多くなっていますので、iWebで作ったホームページでもSSLを使いたいという人も多いと思います。
そこでこのページではSSL対応のページをiWebで作る為のコツや、SSL証明書のサーバー側の設定方法も解説します。
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iWebでページを作成する時の注意点
iWebでページを作る時に注意しなくてはいけないのは、http://から始まる絶対パスで画像を表示させないようにするという点です。
普通にページを作っていれば、まずこういった設定をする事はないと思いますが、気をつけなくてはいけないのは、HTMLスニペットに設定をしている場合です。
HTMLスニペットでアフィリエイトのバナーなどを表示させているページでは、http://から始まる絶対パスで、バナー画像が表示されていますので、SSLに対応させたいページからは削除してください。
他にもツイッターのフォローバナーなど、HTMLスニペットを利用して外部のサーバーのファイルを表示している場合は、削除してください。
ただ、外部リンクは問題ありません。
SSLが有効になっているか確認する方法
まず、きちんとSSLが有効になっている場合の判別法法を確認しましょう。
ブラウザごとに違いはあるものの、SSL対応ページを表示すると「カギ」のマークが表示されます。
Safariであれば、ブラウザ画面の右上にカギのマークが表示され、Firefoxの場合は右下、InternetExplorer8の場合は、ブラウザのアドレスバーです。
カギのマークが表示されていない場合は、正しく設定されていませんので、ページ内にHTMLスニペットを使って外部の画像を表示させていないか確認してみましょう。
さくらインターネットでSSLの設定を行う方法
iWebでのページ作成ができたら、サーバー側の設定を行います。ここでは当サイトでも利用しているさくらインターネットでの設定を解説します。
まずサーバーコントロールパネルにログインして、左メニューにある「ドメイン設定」をクリックします。
次に、★マークのある初期ドメインの「設定」ボタンをクリックします。
開いたドメイン詳細設定の下の方にある共有SSLの設定で、「共有SSLを利用する」にチェックを入れて「送信」ボタンをクリックします。
これで共有SSLの設定は完了です。
先ほどのドメイン設定の画面に戻りますので、初期ドメインの横に表示されている「共有SSL」欄の「表示」をクリックすると、共有SSLに対応したページが別ウィンドウで開きます。
ロリポップでSSLの設定を行う方法
ロリポップで共有SSLを使う場合は、特に設定をする必要はありません。ロリポップの管理画面の右メニューの上の方にある「アカウント情報」から、共有SSLに対応したページのURLが表示されています。
サイト全体でSSLページを使う必要はありません
SSLは通信の暗号化を行っていますので、多少なりともパソコンに負荷をかけます。最近の高性能パソコンであれば、それほど気にする必要は無いかもしれませんが、誰もが最新のパソコンを使ってホームページを見ているとは限りません。
お問い合わせフォームや、ショッピングカートなどの個人情報を入力するページへのリンクのみをSSL対応ページにして、それ以外の一般ページなどはhttp://で始まる通常のページへのリンクを貼りましょう。