
iWebで作ったサイトをMobileMe以外のサーバで公開するコツ(2)
iWebで作ったサイトをMobileMe以外のサーバで公開するには、まずレンタルサーバーを準備します。 サーバーの準備は「iWebのサイトをMobileMe以外 […]
- 2016/5/4
- 2008/4/26
iWebで作ったサイトをMobileMe以外のサーバで公開するには、まずレンタルサーバーを準備します。
サーバーの準備は「iWebのサイトをMobileMe以外で公開する(1)サーバの準備編」をご覧ください。
レンタルサーバーの準備もできたら、いよいよホームページのアップロードです。
▼知りたいところから読む
アップロード手順の概要
iWebで作ったホームページをMobileMe以外のサーバで公開するには、 iWebで「フォルダに公開…」を選んで、HTMLファイルとして書き出して、書き出したHTMLファイルをFTPソフトを使って準備したサーバーにアップロードします。
ここでは、HTMLファイルの作成(フォルダに公開)からサーバーへのアップロードまでの手順を簡単に説明します。
iWebで作ったページをHTMLファイルに出力します。
HTMLファイルを出力する為に、「ファイル」メニューから「フォルダに公開…」を選びます。
iWebのウィンドウ左下にある「公開」ボタンは、.Macへページを公開する時に使うボタンですので、今回は使えません。HTMLファイルを出力するフォルダを選びます
公開する場所(HTMLファイルを書き出す場所)の選択画面が表示されますので、分かりやすい場所を指定します。
サイトフォルダの中に、専用のフォルダを作って常にその中に公開すると良いと思います。公開後のURLを設定します
公開する場所の選択画面で、「自分のサイトのURLを入力」という入力欄がありますが、ここには公開するURLを入力します。この入力は最初だけで大丈夫です。
この部分を入力しておかないと、ページ上で使われるファイルへのリンクが正しく設定されませんので、必ず入力してください。
「OK」ボタンをクリックすると、指定したフォルダへHTMLファイルの出力が始まります。出力したHTMLファイルを、FTPソフトでサーバーにアップロードします
公開したファイルをFTPソフトでアップロードします。アップロードするファイルは更新したページとその関連ファイルだけで大丈夫です。ウェブサイトの規模にもよりますが、iWebで書き出すHTMLファイルは数が非常に多いので、全体を一括アップロードするより、更新したページのみを個別にアップロードする方が良いと思います。
iWeb’09の場合
- サイトの公開設定でアップロードするサーバーの情報を設定します
iWeb’09には、iWebから直接サーバーにアップロードするFTP機能が搭載されています。
この機能を使うには、まずサイトの公開設定でサーバーの情報を入力しておきます。
詳しくは「サイト公開設定の使い方」をご覧ください。 - 「サイトを公開」ボタンで、ファイルをアップロードします
画面左下の「サイトを公開」ボタンを押すと、サーバーにファイルがアップロードされます。
また、このボタンでは更新したファイルのみがアップロードされますので、改めて全部のファイルをアップロードしたい場合は、ファイルメニューから「サイト全体を公開」を選びます。
ローカルフォルダにHTMLを出力した後、FTPソフトでアップロードも可能
iWeb’08と同じように、まずローカルフォルダ(Mac上)にHTMLファイルを出力して、FTPソフトを使ってサーバーにアップロードする事も可能です。
手作業でページタイトルを修正したりしたい場合は、一度ローカルフォルダに出力する必要があります。
ページタイトルの修正方法は「iWebでページタイトル、ディスクリプションを修正するには」をご覧ください。
アップロードするファイルについて <通常のページ>
iWebで「フォルダに公開」を使ってHTMLを作成すると、ページで使われる画像やスタイルシートなど、多くの関連ファイルも一緒に作られます。これらを「関連ファイル」と呼ぶ事にします。
関連ファイルは「<ファイル名>_files」というフォルダにまとめられています。
Welcome.htmlの関連ファイルは「Welcome_files」というフォルダにすべて入っています。
通常は更新したHTMLと関連ファイルの入ったフォルダをアップロードすれば、更新作業は完了ですが、画像の追加やHTMLスニペットを追加していない場合は、更新したHTMLとスタイルシートだけをアップロードすれば大丈夫です。
アップロードするファイルについて <ブログのページ>
iWebのブログを更新する時は少し面倒です。更新したエントリーページだけでなく、ブログのトップページで使用するファイルをアップロードする必要があるからです。
ブログを更新した時には、以下のファイルをアップロードする必要があります。
- エントリーのHTMLファイル、XMLファイル
「エントリー」フォルダの中に年ごと、月ごとにフォルダのあり、その中にまとまっています - blog-main.xml(ブログトップページ用のXMLファイル)
- blog-archive.xml(アーカイブページ用のXMLファイル)
- rss.xml(RSSフィード用のXMLファイル)
- Mediaフォルダ(トップページに表示されているエントリーのサムネイル画像)
上の図はブログの一例です。
ブログを更新した時には、赤い線を引いたファイルやフォルダをアップロードします。
iWebについて
iWebは2011年7月に公開されたバージョン3.0.4以降、アップデートされておらず、最新のOSX環境で正常に動作するか分かりません。
そのため、MacでWebサイトの作成をする場合は、有料で販売されているソフトか、WordPressなどのCMSを利用されることをお勧めします。
WordPressの導入から基本的な使い方、プラグインの活用、テーマのカスタマイズまで、WordPressの使い方全般をまとめています。
無料で利用できるホームページ作成ソフトには、オープンソースのKompozerもありますが、こちらのソフトも2011年以降バージョンアップしておらず、最新環境で正常に動作するか分かりません。