
iWebで出来る事と出来ない事 (1)
iWeb はMicrosoft Wordなどのワープロソフト感覚でホームページを作成できるiLifeアプリケーションです。新しくMacを購入すると、標準でインス […]
- 2016/5/4
- 2007/10/1
iWeb はMicrosoft Wordなどのワープロソフト感覚でホームページを作成できるiLifeアプリケーションです。新しくMacを購入すると、標準でインストールされています。
そこでこのページではまず、このiWebの特徴と出来る事、出来ない事を解説します。
iWebでホームページをつくってみようと思っている方は、自分のやりたい事がiWebで出来るのかどうかを確認してください。
テンプレートからホームページを作成するスタイル
iWebは、用意されたテンプレートからホームページを作成していくスタイルの、ホームページ作成ソフトです。
Appleの優れたデザインテンプレートをそのまま使っても、驚くほど手軽に、しかも見栄えもよいホームページが、ものの数分でできあがります。
既存のテンプレートをベースにして、オリジナルのデザインで作成する事も非常に簡単です。(当サイトのベーステンプレートは一番シンプルな「白」です)
テンプレートは一つのサイトの中で複数のものを使用する事ができますので、コンテンツの内容によって、イメージがピッタリなテンプレートを使用できます。
ただ、自分で作成したデザインをテンプレートに出来たり、テンプレートだけを書き出す事はできません。
こういった事ができれば、もっとiWebの可能性が広がるのではないかと思います。
HTMLソースコードを埋め込める機能「HTMLスニペット」
iWeb’08から搭載された、HTMLソースコードを埋め込む事の出来る「HTMLスニペット」という機能を使えば、表現の幅はぐっと広がります。(iWeb’06には搭載されていません)
アフィリエイトのバナーやYoutubeの動画、Flashなどを貼付けたり、外部のJavaScriptファイルを呼び出す設定も、簡単に行えます。
また、iWeb’08から「Webウィジェット」という機能が追加され、GoogleAdSenseの広告や、Googleマップなどの埋め込みも手軽にできるようになりました。
HTMLスニペットでインラインフレームを使って、メニューなどの共通部分のHTMLファイルを呼び出せば、Dreamweaverのテンプレートのような事もできます。
Webウィジェットは、iWeb’09からYoutubeやRSS配信、iSightムービーなどが追加されるなど、機能が強化されています。
出力されるHTMLのファイル名について
iWeb’08では、iWeb上のページの名前がそのまま書き出されるHTMLのファイル名になります。これはMobileMeに公開する場合でも、フォルダに公開する場合でも同じです。
つまり、日本語の分かりやすいページ名を付けた場合は、書き出されるファイル名も日本語になるという事です。
多少違和感はあっても、問題にはならないと思われる方もいらっしゃると思いますが、実はこれが大問題で実はURLに日本語が含まれている場合、InternetExplorerで正しく表示されない場合があるんです。
しかし、iWeb’09からはこの仕様が変更されて、ローマ字のファイル名が出力されるようになりましたので、iWeb’08よりは問題が起きにくくなっています。
iWebでは、アプリケーション上のファイル名と、書き出されるHTMLのファイル名を別に設定する事は出来ません。
その為、iWeb’08では英数字のファイル名を使用する必要があります。ブログなど、名前を変更できないものに関しても変更する方法はあります。
詳しくは「ブログのエントリーページを英数字にする方法」をご覧ください。
次のページではiWebでのページの管理方法や、アフィリエイトはできるのか?などをご紹介します。
iWebについて
iWebは2011年7月に公開されたバージョン3.0.4以降、アップデートされておらず、最新のOSX環境で正常に動作するか分かりません。
そのため、MacでWebサイトの作成をする場合は、有料で販売されているソフトか、WordPressなどのCMSを利用されることをお勧めします。
WordPressの導入から基本的な使い方、プラグインの活用、テーマのカスタマイズまで、WordPressの使い方全般をまとめています。
無料で利用できるホームページ作成ソフトには、オープンソースのKompozerもありますが、こちらのソフトも2011年以降バージョンアップしておらず、最新環境で正常に動作するか分かりません。