
WordPressの新エディター「Gutenberg」を試してみる
WordPressの新しいエディター「Gutenberg(グーテンベルグ)」を試してみました!従来のエディターより分かりやすく、使いやすくなっている印象です。
- 2018/8/7
- 2018/8/5
Gutenberg(グーテンベルグ)は、WordPressの次期メジャーアップデートの際に標準になるエディター。従来のエディターはクラシックエディターと呼ばれるようになるみたい。
ということで、これから標準になっていくエディターを試してみた。
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Gutenbergは何が違うのか?
従来のエディターとの違いを一言で言うなら、Gutenbergは段落や見出しを「ブロック」という単位で扱い、そのブロックを積み上げてレイアウトしていく構造になっている点だ。
ブロックには、「段落」や「見出し」などの他に「カバー画像」や「引用」など様々なものが用意されている。

ブロック内の要素のHTMLを直接編集したいというときも、ブロック右側のメニューから「HTMLとして編集」を選ぶと、ブロック内のHTMLが表示される。

ショートコードも専用のブロックが用意されているので、いまのブログでショートコードを利用している人も運用に支障はない。

画像ブロックでは、直接アップロードするボタンがあるため分かりやすい。
(従来のエディターでは、まずメディアライブラリが表示されたので、どうやって画像をアップロードするのか分かりにくいという人もいたはず)

また、アップロードした画像は、ボタンだけで中央揃えにできるし、サイズもドラッグするだけで変えられるため、レイアウト作業も簡単。
まだGutenbergの全てを試した訳ではないものの、実際に記事を書いてみても、従来のエディターを使った時の記事作成の感覚と大きな違いは感じられない。
Gutenbergだからできる事
ここまでは、従来のエディターでもできる事を比較してみたわけだが、Gutenbergだからできるという事もある。
記事中にウィジェットを配置できる
Gutenbergでは記事中に「最新記事一覧」や「カテゴリー」などのウィジェットを配置することができる。

果たして記事の中に「最新記事」や「カテゴリー」などを表示したいというニーズがどれほどあるのか分からないが、これから様々なものを記事中にウィジェットとして挿入できるプラグインなどが増えてくるのでは?と期待。
TwitterやYoutubeの埋め込み
これは従来のエディターでも「ビジュアルエディター」を使えば、URLを入力するだけで簡単に埋め込みをすることができた。

しかし、明示的なボタンや機能が分かりやすい場所に表示されていなかったので、この機能があることに気づいていないユーザーも多いと思う。
Gutenbergでは、YouTubeやTwitterなどのブロックが用意されているため、初心者でも分かりやすい。

現時点ではプラグインで対応
この記事を書いている2018年8月上旬時点では、この新しいエディターはプラグインで提供されている。正式導入された後のWordPressでは、従来のクラシックエディターの方がプラグインで提供されるとのこと。
初心者にも記事のレイアウトが容易なエディターだし、個人的には従来のエディターよりも使いやすいように感じるので、メジャーアップデートを待たずにGutenbergを使っていくつもりだ。
ちなみに、この記事もGutenbergを使って書き上げた。
ただし、バグが残っていたり、使っているテーマによってはレイアウトが崩れる、機能が一部動かないなどの問題が起きる可能性もあるので、現時点で試すのは自己責任でお願いしたい。