
WordPressのカテゴリの設定方法
WordPressのカテゴリーは、同じテーマの記事をグルーピングする機能。新しいカテゴリーを追加する方法、既存のカテゴリを編集する方法など、記事カテゴリーの設定方法について解説しています。
- 2016/3/28
- 2016/3/21
WordPressのカテゴリとは、同じテーマを扱った記事をグループ化する機能です。
カテゴリを設定することで、Webサイトの使い勝手を良くする効果の他に、記事ページ単体では上位表示できないような、より検索数が多く難易度の高いキーワードでカテゴリページを上位表示させるというSEO効果も期待できます。
カテゴリはいくつでも階層化することができますが、複雑なカテゴリ構成はユーザーにとっても、検索エンジンにとっても良くありませんので、最大でも3階層までに納めるように設計をしましょう。
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カテゴリ編集画面
新しいカテゴリを作ったり、すでに作成したカテゴリを編集するための画面は、「投稿」→「カテゴリ」画面で行います。
カテゴリ画面の右側には、作成されたカテゴリが一覧で表示されます。
初期状態では「未分類」というカテゴリがありますが、当然このままではユーザーにとっても分かりにくいですし、SEO効果としてもありませんので、このカテゴリを編集して「使えるカテゴリ」に修正してみましょう。
カテゴリを編集する方法
それでは「未分類」カテゴリを編集して、「スポーツ」というカテゴリに変更してみましょう。
カテゴリ名にマウスカーソルを重ねると、「編集」「クイック編集」「表示」の3つのメニューが表示されますので、「編集」をクリックします。
カテゴリの編集画面が開きますので、名前などの入力をします。
名前
カテゴリの名前です。どんな記事のグループなのか、分かりやすい名前をつけるようにしましょう。スラッグ
カテゴリページのURLになる文字です。日本語でもいいのですが、できれば英語で表記した方がいいでしょう。親
後ほど解説しますが、カテゴリには親子の階層構造を持たせることができます。もし、上位の親カテゴリがある場合には、ここで指定します。説明
カテゴリの説明文で、デザインテンプレートが表示対応している場合には、カテゴリページに表示されます。カテゴリの内容を修正したら、「更新」ボタンをクリックして修正内容を確定させます。
新しいカテゴリを作成する方法
それでは、新しいカテゴリを作成してみましょう。
新しいカテゴリは、カテゴリの一覧が表示されている画面で作成することができます。
ここでは、カテゴリの階層構造を作って、先ほど未分類を修正した「スポーツ」カテゴリの下の階層に、「野球」という子カテゴリを作成してみます。
カテゴリ名とスラッグを設定します。名前には「野球」、スラッグには「baseball」と入力します。
親カテゴリに先ほど修正した「スポーツ」を選びます。
説明文を入力したら、「新規カテゴリを追加」ボタンをクリックします。
新しいカテゴリが作成されました。
カテゴリ名の先頭についている「ー」は、そのカテゴリが子カテゴリだという意味です。
親カテゴリを指定しなければ、独立したカテゴリを作成することができます。
以下の例では、「スポーツ」カテゴリとは独立した「イベント」カテゴリを作成してみました。
カテゴリの親子階層
散々説明した後ですが、カテゴリには親子関係、階層構造を持たせることができます。
先ほどまでご説明した例であれば、「スポーツ」という親カテゴリの下に、「野球」というカテゴリがありました。
同じように、新しいカテゴリを作る時に、親カテゴリの選択を「野球」にすれば、「野球」カテゴリの下に、「プロ野球」「高校野球」と言った子カテゴリを作成することができます。
「プロ野球」「高校野球」カテゴリは、「スポーツ」カテゴリから見ると、孫カテゴリにあたります。
このようにカテゴリ階層は深く、細かく設定することができますが、あまりにも細かいカテゴリ分けは、Webサイトを閲覧するユーザーにとっても不便なので、最大でも3階層程度までに抑えてカテゴリの設計をした方がいいでしょう。
クイック編集でカテゴリを設定する方法
クイック編集は、画面を移動することなくカテゴリの名前やスラッグ(URL)を編集できる機能です。
名前とスラッグしか修正することはできませんが、覚えておくと便利な機能です。
カテゴリを削除する方法
カテゴリの名前にマウスカーソルを合わせて表示される「削除」ボタンをクリックすれば、カテゴリを削除することができます。
削除する前に、削除しようとしているカテゴリに記事が紐づいていないかどうか確認しましょう。
確認する方法は簡単です。カテゴリの一覧画面一番右に「カウント」という項目があります。ここに表示されている数字は、そのカテゴリに属している記事の数を表しています。
この数が0であれば削除しても問題はありませんが、1本でも記事が残っている場合には、記事の属するカテゴリを変更してから削除しましょう。
数字の部分のリンクをクリックすれば、そのカテゴリに属している記事の一覧を表示させることができます。
削除したカテゴリは元に戻せませんので、削除は慎重に行いましょう。
記事にカテゴリの設定をする方法
作成したカテゴリは、記事の投稿画面右側のカテゴリ選択ウィンドウに表示されます。
記事を作成する時にカテゴリを設定して公開すれば、その記事は設定したカテゴリに属するようになります。
また、一つの記事で選択できるカテゴリは一つではありません。複数のカテゴリに属するように設定をすることもできますので、状況に応じて使い分けましょう。(通常は1記事1カテゴリの紐付けで十分です)