
ホットコーナーにジャスチャを登録して普通のマウスでも作業を効率化!
MacBookのトラックパッドで使えるジャスチャは普通の2ボタンマウスでは使用不可。そこで活用したいのがホットコーナー。マウスを四隅に合わせるだけで便利なジャスチャの機能が使えます。
- 2016/11/22
- 2016/2/23
MacBookは、開いているウィンドウを視覚的に一覧化したり、フルスクリーンで表示しているアプリをさっと切り替えられたりと、様々なトラックパッドジェスチャが使えます。
トラックパッドジェスチャはとても便利なのですが、当然トラックパッドで操作しないと使えません。一般的な2ボタンマウスでは便利なジャスチャを使えないのです。
時代遅れだとか何だとか言われても、やっぱり普通の2ボタンマウスは価格も安くて使いやすいので手放せないと言う人も多いはず。私も普段はワイヤレスの2ボタンマウスを愛用しています。
しかし、この一般的な2ボタンマウスでもジェスチャの機能が使えるのです。
それが「ホットコーナー」という機能。
マウスカーソルを画面の四隅に移動するだけで、登録しておいたジャスチャの動作が使える便利な機能です。
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ホットコーナーにジャスチャを登録する方法
システム環境設定のMission Controlパネルから、ホットコーナーにジャスチャを登録します。
システム環境設定を開いて「Mission Control」を選択します。
左下に表示されている「ホットコーナー…」をクリックします。
画面の四隅に表示されているセレクトメニューから、その場所にマウスカーソルを合わせた時に呼び出す動作を選択します。
ジェスチャを使って実現できる機能はたくさんありますので、一つ一つあまり使わない動作まで覚えておくのも非効率です。
そのため、特に使用頻度の高いジャスチャだけをホットコーナーに登録しておけば、トラックパッドを使っている時でもすぐにジェスチャの機能を呼び出せるので効率的です。
ホットコーナーに登録できるジャスチャの機能
それではホットコーナーに登録できる機能を、使用頻度が高いであろう順番にご紹介します。
特に使用頻度が高いだろうという機能だけでも登録しておけば、Macでの仕事の効率がアップするはずです。
これからご紹介する3つの機能は、ホットコーナーに登録しておくと「絶対に便利!」という機能です。
Mission Control
開いているウィンドウやアプリケーション、フルスクリーン表示をしているアプリケーションを一覧化する機能です。
Macで作業をしていると、様々なアプリを起動したり複数のウィンドウを開いたりして、画面がごちゃごちゃとしてきます。
そんな状態でアプリの切り替えをするのはかなり面倒。
「Command+tab」キーのショートカットでアプリの切り替えをしてもいいのですが、MacはWindowsと違って「アプリを切り替えるだけ」しかできません。
Windowsでは、アプリで開いているウィンドウごと、表示が切り替えられるので、このショートカットの使い勝手はWindowsの方が上です。

Macでのアプリ切り替えショートカット。(Command + tab)同じアプリで複数のウィンドウを開いていても「アプリごと」の切り替え。

Windowsでのアプリ切り替えショートカット。(alt + tab)ウィンドウ単位での切り替えができる。
そこで重宝するのがMission Controlです。アプリのウィンドウ単位で一覧化されますので、エクセルのウィンドウを複数開いていても、PhotoShopで複数の画像を開いていても、狙ったウィンドウに一発で切り替えられます。
デスクトップ
デスクトップってなぜかファイルの仮置き場になってしまいますよね。とりあえず一時的にファイルをデスクトップに置いておき、一連の作業が終わったら削除するという使い方をしている人は少なくないと思います。
しかし、たくさんウィンドウを開いて作業をしているとデスクトップが見えなくなってしまって、結局新しいFinderのウィンドウを開く…なんてことをやってしまっていませんか?
それでも良いのですが、開くウィンドウが一つ増えるのはあまり効率的だとは言えません。
そこでホットコーナーに登録しておきたいのが「デスクトップ」。その名の通り、開いているウィンドウを一時的に片付けてデスクトップを表示する機能です。
Windowsにも一瞬にしてデスクトップを表示する機能がありますので、Windowsから乗り換えた人にはお馴染みの機能なのではないでしょうか。
アプリケーションウィンドウ
最後は選択しているアプリのウィンドウを一覧化して表示してくれる「アプリケーションウィンドウ」。
Mission Controlと似ていますが、こちらは選択しているアプリで開いているウィンドウだけを一覧化します。
いくつものアプリでたくさんのウィンドウを開いている場合、Mission Controlだと一つ一つのウィンドウが小さくなりすぎてしまって、お目当てのウィンドウが探しにくくなってしまいます。
いま使っているアプリ内のウィンドウを切り替えたいということであれば、明らかにアプリケーションウィンドウの方が便利。2枚以上のエクセルを切り替えながら作業をする場合などに重宝します。
ホットコーナーのおすすめ設定
これが絶対!というわけではありませんが、私は左上にMission Control、左下にアプリケーションウィンドウ、右下にデスクトップを登録しています。
私はMission Cntrolの使用頻度が特に高いので、右手で持つマウスでアクセスしやすい左上にMission Cntrolを配置しています。
また、MacBookにディスプレイをつなぐ時は、MacBookから見て左側に配置しています。
ディスプレイをつなぐ時は、パワーポイントで資料を作る場合などですので、つないだディスプレイをメインとして使いMacBookの液晶はサブディスプレイになります。
そんな時でも左上にMission Control、左下にアプリケーションウィンドウが登録されていると、さっとマウスカーソルを動かすだけでウィンドウを切り替えられるので便利なのです。
ホットコーナーに登録できるその他の機能
使用頻度はそれほど高くないので登録してもあまり意味はないと思いますが、ホットコーナーに登録できる機能は、他に6種類あります。
- Dashboard(ダッシュボード)
- 電卓やカレンダーなどのウィジェットを配置できるDashboardを表示します。
- 通知センター
- カレンダーや受信したメールの内容、アプリのログといった情報を確認できる通知センターを表示します。
- Launchpad
- iPhoneやiPadのようにMacアプリをアイコンで一覧化する画面を表示します。
ChromeブラウザにChromeアプリを追加している場合は、Launchpadに表示されます。 - スクリーンセーバーを開始する / スクリーンセーバーを無効にする / ディスプレイをスリープさせる
- それぞれの機能を登録することができます。
ホットコーナーを上手に活用すれば、ジェスチャを使って操作するよりも各種機能が便利になりますので、日常的に2ボタンマウスを使わないという人も、設定をしておくといいと思います。