
Macのウィンドウを整理して画面をスッキリ!
Macの画面がウィンドウで埋め尽くされていませんか?デスクトップ追加、ウィンドウ最小化、SplitViewなどMacの便利な機能を活用してウィンドウを整理しましょう!
- 2018/9/9
- 2016/3/6
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ウィンドウで埋め尽くされるMacの画面
いまどきのMacはマシンパワーも十分にあるので、たくさんのアプリを同時に立ち上げて作業をしても、処理速度が遅くなることは滅多にありません。
そのため、ついつい色々なアプリを同時に立ち上げて作業をしてしまいます。
特に仕事でMacを使っている場合は、ブラウザでホームページを見ながら、役に立ちそうな情報が書かれた記事はEvernoteにちょっとしたメモと一緒にブックマークして、今日の処理するタスクとカレンダーで予定を確認しながらメールを書くといった、様々な作業を同時に行うことも珍しくありません。
私も気づくと、10個以上のアプリを同時に起動して作業をすることも珍しくなく、時には20個近いアプリを起動している場合もあります。
また、最近ではChromeのユーザー切り替え機能がものすごく便利なので、複数のアカウントでGoogleにログインすることもあり、ブラウザだけで3枚も4枚もウィンドウが開いている時もあります。
それでもMacの処理が遅いなと感じることはほとんど無いので、いまどきのMacの処理能力の高さには脱帽です。
しかし、多数のアプリ、多数のウィンドウが開いている状態だと、MissionControlを使ってもどれがどのウィンドウなのか分かりにくくなってしまい、作業効率が落ちてしまいます。
そこで、画面を埋め尽くすウィンドウをどう整理して作業効率を上げるか、いろいろな方法をご紹介します。
Macを埋め尽くすウィンドウを整理する方法
Macの画面を埋め尽くす、憎っくきウィンドウを整理する方法を4つご紹介します。
ウィンドウをDockにしまう
開いているウィンドウのうち、すぐに使わないウィンドウをDockにしまって最小化してしまう方法があります。
Dockにしまったウィンドウはアプリのアイコンが表示されるので、どのウィンドウがどのアプリなのか判別がつきやすく、MissionControlを使った時にも全体がスッキリするので、アプリやウィンドウの切り替えが楽になることがメリットです。
ウィンドウ左隅にある「最小化ボタン」を押せば、Dockにウィンドウをしまえますが、ボタンが小さいのでポチポチと押すのが少し面倒です。
そこでおすすめなのが、昔ながらのMacのお作法「ウィンドウシェード」。
この機能をONにしておけば、ウィンドウのタイトルバーをダブルクリックするだけで、ウィンドウを最小化できます。
ウィンドウシェードの機能をONにする方法
これで広いタイトルバーのどこをダブルクリックしても、ウィンドウが最小化されてDockにしまわれるようになりますので、ウィンドウをしまう操作もやりやすくなります。
ただ、ウィンドウを最小化する方法の難点は、多数のウィンドウをしまうとDockに表示されるアイコンが小さくなってしまう点です。
元から多数のアプリをDockに登録している場合、かなりアイコンが小さくなることもあるので、使用頻度の高くないアプリはDockから削除しておく工夫も必要です。
Split Viewを使って二つのウィンドウを並べる
ウィンドウの整理をする事とは少し趣旨がずれますが、OSX El Capitanから搭載された新機能「SplitView」を使うと、左右均等にウィンドウを並べる事ができるので、いちいちウィンドウの切り替えをせずに作業をする事ができます。
最近のフルHDの外部ディスプレイを使って画面を拡張すれば、一つのウィンドウの横幅は960ピクセルになるので、作業を行うウィンドウのサイズとしてはまず問題にならないと思います。
HTMLソースコードを書きながらブラウザで表示確認をしたり、カレンダーで予定を確認しながらリマインダーでタスクを調整したり、二つのウィンドウを行き来する作業はSplitViewでめちゃくちゃ効率化できます。
SplitViewを使う方法
ウィンドウ左隅にある「フルスクリーン表示」ボタンを長押しします。
(2秒ほど押しっぱなしにします)ウィンドウを表示したい場所を左右から選びボタンを離します。
画面の反対側のエリアに表示したいウィンドウを選びます。
ウィンドウのタイトルバー部分をドラッグすることで、ウィンドウの位置を入れ替えることもできます。
SplitView表示を止める場合には、ウィンドウ左隅の「フルスクリーンボタン」をクリックするだけ。
フルスクリーンボタンを押した方のウィンドウは通常の表示に切り替わりますが、もう片方のウィンドウはフルスクリーン化されたまま残ります。
ただSplitViewはOSX El Capitanから搭載された新機能なので、アプリによっては対応していないものもあります。
例えば、Micosoft Office 2011はSplitViewに未対応。古いアプリなので仕方がありませんが、エクセルでSplitViewが使えないのは痛いところです。(最新のOffice2016なら対応しているはず)
ただ「古いアプリは未対応」というわけでもなく、同じくらい古いアプリでも対応しているものはありますので、実際に試してみてください。
作業スペースのデスクトップを分割する
Macは作業スペースであるデスクトップをいくつでも追加することができます。
仕事をする机を目的ごとに分けて、その仕事をする時に机を移動するようなイメージです。
普段は「デスクトップ1」で作業をしていても、資料作成のためのスペースとして「デスクトップ2」を追加して、ブログを書くためのスペースとして「デスクトップ3」を追加する、という使い方もできます。
私も普段から、スケジュール・タスク管理用、ブログを書く用、案件単位での作業用と、最低3つのデスクトップに作業スペースを分けています。
作業スペースを分けると、MissionControlを使っても表示がすっきりして、作業ウィンドウの切り替えがしやすくなるので、ウィンドウの切り替えに手間取ることもなく作業に集中出来るようになります。
新しい作業スペースの作り方
MissionControlの画面から、新しいデスクトップを作ります。操作は簡単です。
MissionControlを起動します。初期設定のままであれば、
「Control + 矢印キーの上」
を押すと起動します。マウス操作でも簡単に起動できるホットコーナーに設定しておくと便利です。画面右上に表示される「+ボタン」をクリックすれば、新しいデスクトップが作成されます。
デスクトップ間でウィンドウを整理する方法
一つのデスクトップで複数のウィンドウを開いてしまったとしても、MissionControlから別のデスクトップにウィンドウを移動、整理することができます。
やり方も簡単。MissionControlを起動したら、移動したいウィンドウを移動先のデスクトップにドラッグするだけです。
仕事をしていて、「ちょっと開くウィンドウが増えてきたな」と感じたら、新しいデスクトップを作って、ウィンドウを移動して整理しちゃいましょう。
MissionControlを使いこなす
ウィンドウをタイル状に並べて表示するMissionControlは、使いこなすとものすごく便利。アプリケーションウィンドウだけをタイル状に並べるオプションと組み合わせれば、最強のウィンドウ管理ツールになります。
表示したいアプリを切り替える時はMissionControlで選んで、アプリを切り替えた後は、アプリケーションウィンドウで、表示したいウィンドウを選ぶのがポイントです。
そのためには、MissionControlの「ウィンドウをアプリケーションごとにグループ化」というオプションのチェックを入れておく必要があります。
このオプションは、システム環境設定のMissionControlのパネルにあります。
チェックを入れておきましょう。
たくさんのアプリ・ウィンドウが開いている状態で、特定のFinderウィンドウを開きたい場合、普通にMissionControlを使うと選ぶのが面倒なことに。
(分かりやすくするために、意図的にFinderをたくさん開いています)アプリごとにグループ化するオプションにチェックが入っていると、すっきりと見やすくなります。
ここではFinderのウィンドウを選択します。目的のウィンドウが一発で選択できなくても、アプリケーションウィンドウをタイル状に表示させて、目的のウィンドウを選択します。
この操作は、MissionControlのショートカットキーを覚えると、恐ろしくスピーディーにできますので、ぜひ覚えておきましょう。
MissionControlのショートカットキー
- MissionControlを起動
- Control + 矢印キーの上
- アプリケーションウィンドウの起動
- Control + 矢印キーの下
- 別のデスクトップに移動
- Control + 矢印キーの左右
Controlキーと矢印キーだけで、ほぼ目的のウィンドウを抽出することができます。ササっとウィンドウを切り替えることができれば、作業効率が上がるのと同時に、「仕事ができる人」みたいな演出もできます(笑)。
MissionControlのショートカットキーは、システム環境設定のMissionControlのパネルで変更することもできますので、自分なりに操作しやすいキーに変更してもいいでしょう。
Macの画面を埋め尽くすウィンドウを、どう整理して作業を効率化するか、いろいろな方法をご紹介しました。どれか一つの方法でやってみてもいいですし、組み合わせてやってもいいと思います。
ご自分の作業のやり方に合った方法を探してみてください。