
Numbersの表インスペクタの使い方
アップルの表計算ソフトNumbersの「表インスペクタ」の機能と使い方について解説。
- 2016/12/3
- 2013/8/24
このページでは表の枠線やセルの背景色、表の名前などの設定ができる「表インスペクタパネル」の使い方をご説明します。
インスペクタパネルは、ツールバーのインスペクタのアイコンをクリックするか、表示メニューから「インスペクタを表示」を選択する事で表示させる事ができます。
名前
チェックボックスを入れる事で表の名前が入力できます。
入力した表の名前は、表の上に表示されます。
表示された表の名前はテキストインスペクタで文字色などを調整できます。
ヘッダとフッタ
表に見出しとなる行や列を挿入するかどうかを選択します。
見出しは最大で5行/5列まで挿入する事ができます。
またフッタ行は合計などの計算結果を表示させる為に使う行です。
結合と分割
選択したセルと隣のセルとの結合や、結合したセルの分割ができます。
左側のボタンで選択した複数のセルを結合する事ができますが、当然隣り合わせになっていないセルの結合はできません。
また結合したセルを行方向(縦方向)に分割するには真ん中のボタン、列方向(横方向)に分割するには一番左のボタンを使います。
セルの分割は結合ボタンでも可能です。結合したセルを選択して結合のボタンを押すと、すべてのセルが分割されます。一括で分割の解除をする場合はこちらの方が便利です。
行の高さ/列の幅
行の高さや列の幅をcm単位で設定する事ができます。行や列の境界線をドラッグする事で調整する事もできますが、より正確に設定したい場合は、インスペクタを使うのが便利です。
それぞれの隣にある「合わせる」ボタンを押すと、セルの内容に合わせた最適な行の高さ/列の幅に設定をしてくれます。
セルの枠線
8つ並んだボタンはそれぞれセルの枠線の選択ボタンです。このボタンを押して色や太さを変えたい枠線を選択してから、ボタンの下にある設定で枠線の調整を行います。
例えば縦横複数の選択した範囲のセルの内側の枠線の色を変えたい場合は、変更範囲を選択して右から2番目のボタンを押してから色の設定などを変更します。
セルの背景
選択したセルの背景の設定です。背景の設定にはいくつかあります。
- カラー塗りつぶし
ベタ色(1色)で塗りつぶします。 - グラデーション塗りつぶし
グラデーションでセルを塗りつぶす設定です。グラデーションの方向(角度)も細かく設定する事が可能です。 - イメージ塗りつぶし
画像を選択してその画像でセルの背景を塗りつぶす設定です。 - 半透明イメージ塗りつぶし
イメージ塗りつぶしと同じですが、名前の通り透明度を選択する事ができます。
1行おきに色を付ける
あまり説明する事はないのですが、行ごとに色をつけて、縦に長い表でもどの行を見ているか分かりやすいようにする事ができます。
もちろん1行1行選択して色をつけてもいいのですが、Numbersではチェックボックスにチェックを入れるだけで設定する事ができます。
表オプション
表の使い勝手の部分ですが、return(Enter)を押す事で次のセルに移動するかどうかの設定です。通常はチェックを入れておいた方が便利ですが、もしチェックを入れないでEnterキーを押した場合は、セルの内容を修正するモードになります。
どちらがいいかはご自分の使い方に合わせて選択してください。