本当にナチュラルなリンクをもらう為には、リンクの受け手になるコンテンツが必要です。
リンクの受け皿になるような、面白いコンテンツや役立つ情報ページがあれば、サイトへのリンクも集まりやすいはず。
というのがよく聞く、安全なリンクビルディングの方法です。
でもうちのサイトはそんな面白いコンテンツも持っていないし、そもそも役立つ情報と言ってもねぇ・・・というウェブマスターも少なからずいると思います。
そんなウェブマスターの気持ちも分かります。
このブログのようにSEOをネタにしているサイトはリンクが比較的集まりやすいと言えると思いますが、元々リンクが集まりにくいようなカテゴリもあると思っていました。
日用品の販売サイトのリンクビルディング
少し極端かもしれませんが、日用品を売っているサイトのリンクビルディングを考えてみようと思います。
そのサイトで販売している商品は、近所のドラッグストアでも売っているようなナショナルブランドの商品ばかりで、価格も特別安いわけではありません。
まとめ買いで送料無料や会員サービスなど、一通りECサイトのサービスは網羅していますが、これといった特徴もないサイトです。
日用品というリンクを張ってもらいにくそうなカテゴリで、ほとんどの商品が誰もが使い方なども知っている商品ばかりですから、役立つ情報など書けるのでしょうか?
例えば箱ティッシュ。これはけっこう書けます。
- ネピア、エルモア、エリエールの商品特性の違い
- 箱ティッシュの節約方法
- ティッシュをすっきりと収納しておく方法
- 空箱の有効活用方法
役立ちそうなコンテンツとして書けそうなネタは意外にあります。
日用品ゆえに「みんな知らない事など無いだろう」という風に思ってしまいすが、意外に知らない事も多いはずです。
企業内にネタは埋蔵されている
日本の企業サイトに決定的に不足しているのはユーザーに役立つ情報なのですが、多くの人に意外に知られていないようなネタは、かなりその企業内に埋蔵されていると思われます。
でも「日用品を売っているけど、ネピアとエルモアの違いなんて分からないよ」という人もいるでしょう。
私も知りませんが、ティッシュの仕入れ担当の人は知らないでしょうか?仕入れ先の問屋の人はどうでしょうか?
仕入れを担当している人は、レジスタッフやウェブマスターよりも多くの知識と経験を持っている事が多いものです。
ウェブマスターは知らない事でも、会社内の別の人や取引先の人なら知っているかもしれません。
むしろウェブマスターが知らないからこその「素朴な疑問」が、コンテンツとして成立する場合も少なくないはずです。
面白いコンテンツや役立つ情報の素となるものは、社内のどこかか周辺に必ず眠っているものです。
コンテンツは人間そのもの
リンクビルディングで一番重要な「コンテンツ」は、結局のところ「人」という事になります。
特に長年その会社で働いている人は、相当量のコンテンツを抱えている人もいるはずです。
今はこんなに便利だけど昔はこんなことで苦労したんだよとか、そんな思い出話も「ハイハイ」と聞き流すのはもったいないです。
昔はちり紙だったんだとか、ティッシュの歴史などをインフォグラフィックにまとめたりすると、コンテンツとして面白いかもしれませんし、「この店がおかしなインフォグラフィックを作っている」と言ってリンクももらえるかもしれません。
コンテンツの作成は一朝一夕ではできませんが、リンクビルディングも一朝一夕ではできません。
しかし何だかんだ言っても、リンクが順位を操作するかなり強力な武器である事に変わりはありませんので、今すぐにできることから始めましょう。
まとめ
この記事で言いたかった事をまとめます。
- リンクは順位を操作する強力な武器
- 安全なリンクビルディングはコンテンツが肝
- ベテランスタッフの話はコンテンツそのもの
- 多くの人にインタビューして埋もれているコンテンツの素を探す
- 詳しくない人や新人スタッフの「素朴な疑問」に答えるコンテンツを探す
- コンテンツの見せ方を工夫してリンクをしてもらいやすくする
- 公開日:2013/3/27
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