社員の方がブログを書いているサイトも少なくありません。
ブログはサイト内のページ数を増やすために有効なツールですし、ページ数が増えればその分だけ内部リンクも増えていきます。
仮に記事ページが検索エンジンから評価されれば、トップページで順位を上げたい難関キーワードの順位も上がるかもしれません。
そんな「思惑」があってブログを作成、更新しているサイトが多く見受けられます。
ただ、実際にブログを書こうとしてみると、どんな事を書いたら良いのか迷ってしまうことも多いと思います。
たかがブログと侮るなかれ、結構これが書けそうで書けないものです。
まず、ブログ執筆をお願いしている方の「自分の仕事」が忙しいということもあります。
自分の仕事をこなしながら、ブログを書くという事は、「書く」という事がよほど好きな人ではない限り、かなりハードルは高いです。
そもそもブログを書いた事がないという人も居るかもしれません。
しかし、1人より3人、3人より5人の方が、良い記事を書ける可能性は高くなります。
残念なブログは意味がない
しかし根本的な問題として、「残念なブログ」はどんなに記事数を増やしたところで意味はありません。
ここで言う「残念なブログ」とは、社員のお昼ご飯の紹介や時事ネタをちょっとかじっただけの記事が書かれているブログの事です。
どこかで事件が起きれば「怖いですね」とか「気をつけましょうね」とか書いているアレです。
特に酷いものなんかだと、挨拶だけ3行で終わりなんていうのもあります。
こういったブログはプラスになるどころか、パンダアップデートのように「低品質コンテンツを排除する」アルゴリズムによって、マイナスの評価を受けてしまう事すらあります。
では、どうすれば「残念な社員ブログ」にならないで済むのでしょうか。
社員ブログを残念なブログにしない方法
- まずはウェブマスターが書くこと
人にモノをお願いする時の基本ですが、まず自分がやる事です。
誰も意味のない事に時間を使いたくはありませんので、まず自分で書いて「小さな成功体験」を共有する事から始めます。 - 書き方をレクチャーする
ブログの記事は基本的に検索から訪問するユーザーを意識して書く必要があります。
だらだらと書いてもうまくテールワードで拾われる可能性は低いので、きちんと書き方のコツをレクチャーすべきです。
単純な事はマニュアル化しておくのも良いと思います。 -
無理に更新させない
必ず更新をして欲しい所はやまやまではありますが、無理に押しつけてはいけません。
上司の力を利用して義務づけるなんて事は、ろくな事がありませんので止めましょう。 -
毎日更新しなくたっていい
更新のスパンは毎週でも良いです。毎日ガッチリ書ければベストですが、そう上手くはいかないでしょう。
週に1回でも1年は52週あるので52ページの記事が生まれます。 - ブログのテーマはウェブマスターが指定する
ブログを書いてもらう時に「これに関連するなら何でも良いよ」と言ってはいけません。
書く人ごとに毎回テーマを出して書いてもらうと良いでしょう。
不思議なことに、何か制限があった方が楽な気持ちで取り組める時があります。 - 順位を上げるためではない
最終的な(裏側の)目標は順位の上昇かもしれませんが、ブログの記事は「ユーザーの為、特に困っている人の為に書く」という基本は貫く必要があります。
記事を書く人が「順位を上げるんだ」とか「検索エンジンに評価されるように」とか考えて書くと、途端におかしくなってしまいます。
まず書いてもらったあとに、ウェブマスターが適宜修正する感じで良いでしょう。
一番最初に挙げた「ウェブマスターがまず自分で書く」「小さな成功体験を共有する」という点が重要です。
記事を書く人のやる気を喚起する事もできますし「そんなに言うなら自分で書けんのか?」といった反発を封じることもできます。
何事もそうですが、他人に協力をしてもらいたいなら「まずは自分で動くこと」が肝心です。
- 公開日:2013/4/23
-
前の記事
-
次の記事
コメント
メールアドレスは非公開です。
ご意見など、お気軽にコメントを頂ければ嬉しいです。
コメントを書く