「SEOってなんだろう?」の私見 | webutubutuという記事を読んで、自分のSEOに対する考え方や、このブログの位置づけを再確認しておこうと思い、今回の記事にまとめました。
SEOのホワイトハットジャパンの樋口さんや、バカに毛が生えたブログのFGさんも、この記事を読んでの記事を書かれています。
また、SEOに対する考え方はたくさんありますので、ここで私が書く内容は私個人の考え方であり、先ほど挙げたブログ記事と論点がずれているかもしれません。
あらかじめご了承ください。
SEOの領域
SEOを上位表示技術だと言ってしまう事には、私も違和感を覚えます。
もちろん上位表示という手段は必要な場面が多いのですが、上位表示は目的に対する手段であって、SEOの目的では無いはずです。
以前、SEOを勉強しようとしている人へという記事で少し触れましたが、そもそも本来SEOがカバーする領域というものは非常に広く、ウェブでのあらゆる活動のベースになる技術のはずです。
なので、稲垣さんがおっしゃっている「マイナスを0にする技術、いわば絶対に必要な土台」という部分に、激しく共感する訳です。
SEOの種類
私はSEOには二つの種類、二つの側面があると思っています。
ホワイトハットかブラックハットかという点ではなく、「ビジネス」か「学問」かと言ったら良いでしょうか。
ビジネスとしてのSEOでは常に最良の結果が求められます。
「上位表示」という結果が一番分かりやすいですが、時には警告の解除など、その時々のそのサイトの状況において様々な「最良の結果」が、しかも最短で求められるものです。
ビジネスなのですから当然ですよね。
一方で、学問としてのSEO(勝手にSEO学と呼びます)では、常に最良の結果を求めるものではありません。
もちろんSEO学でも結果は求めますが、「失敗する方法が確認できた」などビジネス的にはあり得ないような結果でOKだと思っています。
情報収集型コンテンツでキラーコンテンツを作ろうや情報ブログを売り上げUPに結びつける方法で書いた、売り上げには直接結びつかないようなキーワードから、どうやって売上を作っていくのか?などは、SEO学の究極の研究課題と言えるかと思います。
SEO学の成果として、サイトのマイナスポイントをゼロに戻す様々な方法や、ゼロの状態からサイトに無限の可能性を持たせるための方法などが発表され、ネット上に蓄積されて、ビジネスにも活用されていくというのが、理想的な流れでしょうか。
F1などのレースで培った技術が、実用車の技術に転用されていくような流れをイメージしてもらうと分かりやすいかもしれません。
結び
もう勝手にそう思っているだけなのですが、世のSEOブログは皆SEO学を極めたい人達の研究施設なのだと思っています。
少なくとも私はこのブログをそういった研究用として位置づけていますし、「毎日更新したらどうなるんだろう」とか「インデックスを整理したらどうなるんだろう」といった事も、SEO学の研究みたいなものです。
そうやって蓄積していったものを発表して、マイナスをゼロに戻したい人の助けになればとは思っていますが、残念ながら発表した内容がどんなサイトにも適用できる訳ではありません。
サイトの規模や運営の歴史なども違いますし、それこそサイトが抱えている問題点は千差万別だからです。
ここは悩ましい部分ではあるのですが、ビジネスとしてのSEOサービスが「上位表示という結果」を求めるものではなく、「サイトの無限の可能性を広げるためのサポートをする」というサービスになっていく事で、よりビジネスとSEO学が繋がってくるはずだと信じて・・・今日も仕事に出かけます。
- 公開日:2013/2/4
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