全国展開しているチェーン店はその傾向が強いですが、数店舗・数カ所しか店舗や営業所が無い企業の場合でも、地域別ページが「ほとんど同じ」という場合は少なくありません。
数が多くなければどうっていう事も無いのかもしれませんが、そういった「オリジナルコンテンツが無い、ほぼ同じページ」はドアウェイページ(誘導ページ)としてGoogleに認識されてしまう可能性があります。
Google ウェブマスター向け公式ブログ: 誘導ページ(Doorway Page)はガイドライン違反です
Googleがドアウェイページとして、どんなページを挙げているかは上の公式ブログを見ていただくとして、ここでは地域ページをどうやって差別化するかを考えてみようと思います。
ざっと、地域ページを差別化するためのコンテンツ案を箇条書きでまとめてみました。
- 店舗、営業所の住所と周辺地図
基本情報ですね。このコンテンツしか無いという地域ページが一番多いのではないかと思います。 - 店舗、営業所の写真(外観、内装)
店や営業所の外観や、店舗であれば内装などの写真は、その店の雰囲気を伝える良いコンテンツだと思います。 - 働いているスタッフの紹介
さすがに全員の顔写真付きは厳しいと思いますが、店長や所長さんなどの責任者の方の紹介などは掲載できると思います。
あとはスタッフ全員の集合写真とか。 - 各地域別のオリジナルキャンペーン
地域ごとのキャンペーンなどは独自で行って、その告知などを掲載すると良いと思います。 - 来店予約の方法
店舗の場合には、来店の予約ができる曜日が決まっていたり、予約する方法(直接電話、デパート内なら案内所でも可能など)が書かれていると、実際に行くときに便利です。 - 地域別のオリジナルメニュー
飲食店などが一番適していると思いますが、その地域のに合わせたオリジナルのメニューなどがあれば、掲載しておくと立派なコンテンツになります。 - お客様のレビュー
来店してくれたお客様など、利用者の声を独自に収集して掲載すると良いと思います。
仰々しく構えなくても「ちょっと聞かせて貰えますか?」という感じで聞いた内容を掲載すれば良いと思います。
(ウェブに掲載する旨は伝えて、許可をいただく事は忘れずに)また「○○市のお客様」といった感じで書く事で、近隣の市区町村名をページに自然に書く事もできますから、その店舗の近隣の地域名との掛け合わせのキーワードでも、検索エンジンでヒットする可能性があります。
要するに「その地域だけ」「その店舗だけ」というコンテンツをいかに増やすかがポイントです。
これは本社に常駐しているマーケティング担当では難しいと思います。
各地域の担当者が、自分の店舗、自分の営業所をウェブで探している人に向けて、どういった情報を発信するのが良いのかを考えながら作って行く必要があります。
地域ページの情報量が多ければ、実際にその店に行くときも不安は低減できるはずですから、お客様に「安心感」を持ってもらう事も出来ると思います。
- 公開日:2012/7/17
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