ブログやホームページへの集客方法というと、検索エンジン経由の訪問数を増やすというのが王道のパターンです。
ビッグキーワードでの上位表示による訪問数増もアリですが、ロングテールSEOを使った幅広いキーワードからの集客というのが、実践しやすい方法です。
もうひとつ、企業サイトであればリスティング広告からの訪問数も、大きな柱になります。
GoogleアドワーズやYahoo!リスティングでの集客が、全体の5割以上というサイトも珍しくはありません。
しかし、自然検索であろうとリスティング広告であろうと、「検索エンジンに集客を依存している」という構図には変わりはありません。
集客方法が偏っている事のリスク
ひとつの手段だけに依存していると、その手段が使えなくなった時に大きなダメージを受けてしまいます。
野球で言えばスター選手の存在は重要ですが、その選手に依存したチームになってしまうと、もしスター選手が故障でもした途端まったく勝てないダメチームになってしまいます。
先発投手も絶対的なエースの存在は重要であるものの、「先発3本柱」というように特定のピッチャーに依存しないバランス作りは、とても重要です。
いかに検索エンジン経由の集客が重要だとは言っても、そこに依存しすぎるのは危ないので、できるだけ分散した形で集客ができるのが望ましい姿です。
真面目に取り組んでいても万一の事を考えて
ロングテールSEOも「特定のキーワードに依存しない」という意味では、リスクの分散にはなっていますが、少なからず検索エンジンの動向に左右されてしまう面もあるので、集客方法の分散という意味では完全なリスクヘッジにはなりません。
2013年3月20日に米Googleが、スパム対処の際に誤ってdigg.comをインデックスから削除してしまうという事故が起きました。
こういった事故の発生確率は非常に低いとはいえ、Googleとて完璧ではない、何が起きるかは分からないという事が言えます。
ユーザーに有益なコンテンツを作ってまじめに運営していたとしても、いつ何が起きるかは分からないので、可能性が限りなくゼロに近い状態だとしても、万一のリスクに対して対応策をとっておく事は重要なことです。
検索エンジン以外の集客方法
検索エンジンからの集客方法についてはロングテールSEOのページで詳しく書いていますので、このページでは検索エンジン以外にどのような集客手段があるのか考えてみます。
ソーシャルメディア
TwitterやFacebookといったソーシャルメディアは利用者数も多く集客方法として期待されています。
しかし実際に集客が出来るようになるには、それなりのファンを集めなくてはいけませんので、しっかりとした運営を行う必要があります。
ホームページの更新情報だけではなく、ソーシャルのみで共有する情報を用意したりと、言うほど運営が楽なメディアではありませんが、コアなファンを囲いこむ方法として有効でしょう。
どちらかというとリピーター対策のメディアと言えそうです。
キュレーション
NAVERまとめやGunosyといったサービスです。
こういったサービスは「自分だけの検索エンジン」のような側面も持っています。
欲しい情報がコンパクトにまとまっているという点で、情報が溢れている時代にマッチした情報収集手段だと思いますし、これからの利用ユーザー増加とホームページへの集客方法として確立する事が期待されています。
キュレーションされた媒体からのホームページへの集客を一定レベルに保つには、「誰かにまとめてもらえるようなコンテンツ」を作っておく必要があります。
まとめやすいコンテンツ、ある特定の話題に徹底的に特化したコンテンツというのが強力な武器になります。
個人ブログには専門性を高めたものが多く存在し、キュレーションの情報源になっています。
企業のホームページをまとめてもらうには
個人ブログには専門性を高めたものが多く存在する一方、企業のホームページはどうでしょうか。
ありきたりなサービス情報、自社のサービスを推すだけのコンテンツ、良いことばかりが並んでいるレビュー・・・こんなコンテンツはとても「誰かにまとめてもらえるようなコンテンツ」ではありません。
企業には専門的なコンテンツが豊富にあるはずなのですが、意外にもそれを上手に活用出来ているサイトは多くありません。
不動産サイトであれば家選びのノウハウや事例などが考えられますし、大手サイトがカバーしきれない地域に特化した情報であれば、他のホームページとの差別化もそう難しくはないはずです。
検索エンジンからの集客も強くなる
このように検索エンジン以外での集客を考えると、結果的に検索エンジンからの集客が増える可能性を高める事に繋がります。
先ほどの地域に特化した情報などはしっかりと書けば検索エンジンにも好まれるコンテンツになります。
どんな集客方法を使うにしても、コンテンツが最重要である事がお分かりいただけるのではないでしょうか。
- 更新日:2013/7/15
- 公開日:2013/4/4
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