ロングテールとはもう聞きなれた言葉ですが、「ビッグキーワードでは勝負にならないから、ロングテールSEOで行こう」的な安易な考えとも言えるような事を考えている人が多いのでは?と思っています。
それにそういう人は、ロングテールSEOが「何か違う特別なテクニックがある」と思っているようにも思います。(あくまでも私の主観ですが・・・)
もちろんロングテールSEOだからと言って、何か特別なテクニックがあると言う訳ではありませんし、ビッグキーワードに行うSEOと同じように、コンテンツを整備してHTMLの文書構造を整えていくだけです。
ただ、それを1ページで行うのか、たくさんのページで行うのかという違いくらいなものです。
ロングテールSEOの基本については、「SEOとその周辺」さんの記事がベストな記事だと思います。
この記事を読んで「なるほどぉ!」と思った方でも、実際にロングテールSEOで思うようなアクセスを稼ぐのは至難の業だといえます。
それはロングテールSEOを成功させるには、コンテンツだけではなく、ある程度のドメインパワーが必要だと考えられるからです。
この辺りは「SEOテンプレート比較」さんのロングテールSEOで重要となるドメインパワーと情報の鮮度が非常に参考になります。
アマゾンだって正直コンテンツが充実しているとは思えないのですが、絶対的なパワーが高いからこそ、ロングテールSEOが機能しているのです。
以前やっていたECサイトでも同じようなことは試みましたが、正直うまく機能していたとは言えない状態でした・・・。ドメインパワーはそこそこあったはずですが、肝心のロングテール狙いのページにコンテンツが希薄だったことが、うまく機能しなかった問題だと思っています。
ドメインパワー+HTMLの文書構造を整えるだけでは、満足な結果は得られないという事ですね。
ドメインパワーが弱いサイトのロングテールSEO
するとロングテールSEOには、コンテンツとドメインパワーが必要という事が分かりますが、ドメインパワーは一朝一夕で高まるものではありません。コツコツとコンテンツを追加してページ数を増やしていけば、徐々にドメインパワーが付いてくるとは思いますが、なんだか見えない敵を追いかけているようで辛いですよね。挫折してしまう確立も高そうです。
個人的にはこういったドメインパワーの弱いサイトでは、まず「テールのヘッド寄りキーワード」で1位を目指す!ということを、目標に取り組むと良いと思っています。
当然「ヘッドのキーワード」はビッグ~ミドルキーワードですので、コンテンツの充実だけでなく、リンクも多く集める必要があります。
しかし、「テールのヘッド寄りキーワード」はミドルよりも小さいけど、スモールワードよりは大きいというくらいのポジションですので、サイトにしっかりとしたコンテンツを作っていくことで順位は上がります。
最下層のページでの1位獲得ではなく、きちんとそのカテゴリのトップページを作ってそのカテゴリトップのページを1位にするという目標です。
ドメイン全体のパワーをつけるという最終目標の前に、5合目くらいの目標を設定すると俄然やる気も出てきますし、いくつものカテゴリトップで1位を取れれば、確実にドメインのパワーも上がるはずです。
なんだかいつも「目標論」みたいなことを書いていますが、これからのSEOは「泥臭いしぶとさ」を持って取り組まないといけないのでは?と感じていますので、しぶとく続ける為の目標をきちんと持てるかどうか、「良いコンテンツを書く技術」以外にも、こういったスキルが重要だと思っています。
- 公開日:2012/1/5
-
前の記事
-
次の記事
コメント
メールアドレスは非公開です。
ご意見など、お気軽にコメントを頂ければ嬉しいです。
ご紹介ありがとうございます。
おっしゃるとおりです。
ドメインパワーがあまりにも貧弱だと、確かにロングテールでもヒットしないのは事実です。
記事中に書きませんでしたが、自分のサイト内でメインとなるトピックのビッグキーワードで100位には入るように頑張る必要があると思ってます。
ミドルで1位とあまり変わりませんけど、ビッグである程度認識させておけば、ビッグキーワードプラス1語、ないしは2語で上位表示される確率は圧倒的に高まるって考え方です。