「コンテンツ・イズ・キング」という考え方に異論はありません。
以前よりもGoogleのクローリング、インデックスするスピードも向上していますし、検索するキーワードに沿った内容のページが表示される性能も、日進月歩の勢いで向上しています。
昨年7月に日本にも導入されたパンダ・アップデートは、まさに高品質なサイト・ページをよりよく評価しようというアルゴリズムですし、4月に導入されたペンギン・アップデートも、サイトの内部・外部を問わずスパム行為をしているサイトを排除するためのアルゴリズムです。
昔流行っていた「ページには5%前後のキーワードを埋め込みましょう」とか、相互リンクをたくさんやってリンクを集めましょうといった対策が、現代ではナンセンスなのは明白です。
検索エンジンの進化による外部環境の変化により、数年前よりもはるかにコンテンツの内容が重要になっているのは、誰の目にも明らかな事実です。
コンテンツだけでは生きていけない
しかし「良いコンテンツを書いてさえいれば良い」というのは、また少し違います。
あくまでも検索エンジンからの訪問数を重視した書き方ですが、面白い記事だとか、役立つ記事だというのは重要ではあるもののそれだけでは不十分です。
検索エンジンは人間ではなく機械ですから、この記事が面白いのかどうか、どんな場面で役に立つのかどうかなんて分かりません。
多様な検索ユーザーのニーズに対応する為にQDDなどの様々なアルゴリズムがあり、ユーザーの意図に合った結果を表示させようと日々改良が加えられているハズですが、どんなにアルゴリズムが進化しようと検索エンジンが人間ではなく機械である事に変わりはありません。
だからこそコンテンツだけでなく、機械にも「どういった人に向けてどんな内容を伝えているページなのか」を伝える必要があります。
内部対策過剰なサイトよりも過小なサイトが多い
以前のように対策するキーワードがたくさん書かれている「過剰対策なページ」よりも、やるべき事すらやっていない「対策過小なサイト」が多いように感じています。
タイトルタグに、検索して欲しいキーワードやニーズを入れるとか、設置した画像にはalt属性をきちんと書くとかは、必ずやっておくべき事であるはずです。
どんなに役に立つ内容が書かれたページでも、困っている人に伝えられなければ、そのページは「役立たず」になってしまいます。
内容を伝えるための「本当の内部対策」は、これからも重要です。
やっておくべき内部対策
やっておくべき内部対策はそれほど多くはないと思っています。
・タイトルタグにキーワード、ニーズを入れておく
・タイトルに書いた内容を本文に書く(釣りタイトルにしない)
・セクションごとに見出しタグを設定しておく(見出しは装飾を付けて見やすく)
・alt属性に画像の内容を書いておく
この項目以外は、やってもやらなくてもどちらでも良いかなと思います。
- 公開日:2013/1/9
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