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ブログの更新頻度はSEOに重要ではない

2013/1/15 - コンテンツ作成ヒントブログ更新Tips

普通に考えると、ブログの更新頻度は高いほうが訪問数は増えやすくなります。

たくさんの記事を書くことで、それぞれのページが様々なロングテールキーワードで露出していくはずなので、検索エンジン経由の訪問数が増えていくはずです。

また、同じテーマで書かれた記事がどんどん増えていくことで、記事ページヘのリンクが増えたりそのサイトのテーマが強くなっていったりもします。
その結果、ある程度ライバルも多いミドルキーワードでの順位も上昇して、さらに訪問数が増えていくという「良いスパイラル」に入れます。

更新頻度が低くても順位は上がる

しかし更新を全くしていないブログサイトでも、特定のキーワードの順位が上昇して、訪問数が増える事はあります。

下のグラフは、2012/1/31からまったく更新をしていないブログサイトの、直近までの訪問数の推移です。(分かりやすいように週ごとの表示にしています)

frequency-of-update_01

週に約300訪問だったものが、1年後には約2.7倍の週800訪問まで増えています。
その間は何もしていません。ただ放っておいただけです。

しかもこのブログは12本しかページを書いていません。

なぜ放っておいても訪問数が増えたのか?

なぜ放っておいても、検索順位が上昇しこれだけ訪問数が増えているのでしょうか?
ブログの更新頻度はアクセス数UPの為にも定期的にでご紹介したブログとは、逆の事が原因と言えると思います。

情報が陳腐化していない

このブログに書いた情報は未だに通用する情報ばかりで、陳腐化していません。

レビューを書いた本が絶版になったり、仕組みそのものが変わってしまって使えなくなったテクニックなど、いつしか情報は古くなって賞味期限が切れてしまいます。

いつか賞味期限が切れるとしても、できるだけ長く陳腐化しない内容を書くことで、長く訪問数を稼いでくれるページになる可能性が生まれるという典型です。

ある程度その情報を検索する人がいる

いくら陳腐化しにくい情報だとしても、検索する人が居なければ意味はありません。

このブログの場合、メインキーワードの月間検索数は完全一致で1,000ありました。
トレンドを見ると、最近の検索ボリュームはピーク時の30%程度に減少していますが、メインキーワードとサブキーワードの組み合わせ検索が、トレンドの減少をカバーしているような状態になっています。

ユーザーの役に立つコンテンツが書かれている

自分で書いたものを役に立つコンテンツというのも可笑しいですが、はてブをもらえたりブログで紹介してくれたりしていますので、ユーザーの役に立つ内容になっているものと思われます。

役に立つコンテンツは、リンクをもらえる可能性も高くなるので、その分検索エンジンからの評価も得やすくなります。

単に更新頻度をする事からの脱却

いろいろと書いてきましたが、更新頻度を高める事を否定する訳ではありません。
ここでご紹介したブログも、定期的に更新を行なっていたら、もっと訪問数が伸びていたはずです。

しかし、ページの追加や記事の更新は、先ほど挙げた点も踏まえて行う必要がある点は、分かってもらえる事例かと思います。

以前は私も「まずは更新する事」を第一の目標にしていましたが、単に更新をする事から脱却し、長く愛される記事を目指して更新をしていく事が重要です。

更新頻度を高めると検索エンジンに存在をアピールできるだとか聞いたことがありますが、中身の無い更新を続けていけばユーザーから相手にされなくなるだけでなく、パンダ・アップデートによるお仕置きが待っています。

更新頻度よりも記事の中身を作りこんでいきましょう。

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  • 公開日:2013/1/15

KEN INO

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