検索クエリには、取引型(do)、情報収集型(know)、案内型(go)の3種類のクエリがあります。
取引型
「何かを買いたい」「手に入れたい」という意図が含まれたクエリ
情報収集型
「何かを知りたい」という意図が含まれたクエリ
案内型
「特定のサイトにアクセスしたい」という意図が含まれたクエリ
(SEOに必須、検索意図で分類する3つのクエリのタイプの違いとその内容を参照)
当然、それぞれのクエリにマッチしたコンテンツも存在します。
「マフラー 通販」といったキーワードには、マフラーを販売しているページがマッチしますし、「マフラー 編み方」であればマフラーの編み方を解説したページがマッチします。
うまくユーザーの検索意図に沿ったコンテンツを作れれば、多くのアクセスを稼いでくれるキラーコンテンツにする事も出来ます。
通販サイトは取引型コンテンツだけでいいのか?
取引型コンテンツがマッチする通販のサイトだからと言って、商品の素晴らしさだけを謳った購入ページばかりでは、そのサイトにユーザーは集まりにくいと言えます。
通販サイトに限らず、企業のホームページのほぼすべてに共通して不足しているのは「情報収集型のコンテンツ」だと思われます。
長らくSEOと言えばリンクを購入するという事が中心だった事もあり、そういったコンテンツを作るという文化がなかったのではないでしょうか。
情報収集型コンテンツでは商品を買ってもらえない?
もしマフラーを販売しているサイトに「マフラーの上手な編み方のコツ」といった情報収集型のコンテンツを作成してしまったら、「売っているマフラーを買ってくれないのではないか?」と思うかもしれません。
「そもそもマフラーの編み方を探しているユーザーは、既成品のマフラーを買おうとは思わないのではないか?」と思うかもしれません。
しかし、自分で編んでみて上手くできなかったから買う、という選択をするかもしれませんし、友達に贈る場合などは自分で編んだものではなく、プロが作った製品を買おうと思うかもしれません。
買う時には「マフラー 通販」などで検索をする可能性もありますが、日頃からよく利用しているサイトがあれば、そのサイトでマフラーを買うという選択肢もあり得ます。
可能性の問題として、購入先の選択肢に入れてもらうには、まず知ってもらわなくては始まらないのです。
情報収集型コンテンツは、検索される回数も多いので、訪問数を稼いでくれるキラーコンテンツになり得るはずですし、コンバージョンへのアシストもしてくれるはずです。
コンバージョンはしないかもしれませんが、「サイトのファン」を増やしてくれるコンテンツにも出来るはずですから、そのファンからソーシャルなどで、実際に購入してくれるユーザーに届くかもしれません。
ウェブサイトで言うキラーコンテンツとは
一般的にキラーコンテンツとはあるサービスを普及させるきっかけになるような圧倒的な魅力を持ったコンテンツと定義されています。
これをウェブサイト(ホームページ)に当てはめてみると、サイトに多くの訪問数を呼び込むような圧倒的な魅力を持ったページという事になります。
こういったコンテンツは、ユーザーの検索意図を理解していれば、誰にでも書ける可能性があるものです。
ただ狙って書けるようなものではありませんので、コンテンツ作成のたゆまぬ努力が必要です。
だからキラーコンテンツを持っているサイトは多くないのです。
情報収集型コンテンツでライバルサイトとの差別化
パンダアップデートの導入以降、良質なコンテンツを作る方法については、様々なブログで色々な方法論が紹介されてきました。
検索エンジンからの訪問数を増やしたいという人達にも、コンテンツが重要だという事は浸透してきていると思います。
それでも、どんなコンテンツを作ったら良いか分からない・・・という人は、情報収集型のコンテンツを作ってみてください。
どんなサイトであれ、ライバルの数も多く「差別化」も益々難しくなっているので、出せる情報があればどんどん出していく方法は、ライバルサイトとの差別化にも繋がるはずです。
そして安定した品質のコンテンツを生み出し続ける事でキラーコンテンツもまた生まれてくるのです。
- 更新日:2013/7/16
- 公開日:2013/1/17
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